先日もお話ししましたが、川和中学校・緑ヶ丘中学校の中学3年生は今、多項式の計算において乗法公式・因数分解の計算をしています。
”公式”というだけあって、習得に苦労している塾生が多いです。

苦手なお子さまに共通している点は、
・乗法公式をうまく暗記できていない
・因数分解において、乗法公式のどのパターンに当てはめたらよいかわからない
以上の点が見られます。

この多項式の計算は単純に計算能力だけを問うのではなく、発想力も必要となってくるからです。
私から見ると数学が苦手なお子さまは数字アレルギーが強く感じられます。

顕著なのは2桁以上のかけ算。
小学校では2年生で九九を習いますが、二桁のかけ算は暗記させません。
インド式の九九は2桁まで暗記させるようですから、暗算力に差が出るのは当然でしょう。

私は因数分解はある意味”パズルのようなもの”と捉えています。
「かけ算して20で、足すと9になる二つの数字はいくつでしょうか」
この問題に対して組み合わせを選ぶところはまさにパズルのようなものです。

私自身の話をすると、小学生の頃から数字が好きで(授業が退屈で円周率を暗記していました)ことあるごとに暗記にチャレンジしていました。
その経験が中学生で活きたのだと思っています。

決して私の真似をしなさい、というわけではありません。
ですが、ある程度暗算に強くなる必要はあります。

なるべく抵抗の内容に数字に親しんでもらうために、空き時間に100ます計算ををしてもらったことがあります。
経験のある方にはわかると思いますが、早い時間で解けると楽しく、ある種の達成感が得られます。

このように、お子さまがいかに数字と仲良くなれるかが私の今後の課題となるわけです