勉強が苦手なお子さまに共通していることは、数学・英語が苦手だということです。
数学は計算問題の解き方や公式など、覚えることは多くありません。
しかし、複雑な計算問題や文章問題などの応用になってくると思考力が試されます。
数学(算数)とは単に計算能力だけを問う教科ではないのです。
例えば連立方程式は文字であるxやyの値を求めることが基本ですが、文章問題となると何をx,yと置いたらよいか考える必要があります。
ここで思考力が必要となるのです。
速さ(道のり・時間・速さ)についての問題であれば、何を問われているのか。
かかった時間について問われているのであれば道のり÷速さを使うことになります。
このように数学は前学年までの内容を積み重ねていく教科なので、一度つまづいてしまうとその後の学習に大きな支障をきたしてしまいます。
このつまづきを自分一人の力で乗り越えることはなかなか難しいです。
場合によっては自分が何を理解できていないのかさえ分からないことがあり得ます。
私は指導において、特に数学・英語に力を注いでいます。
それは他の教科にも少なからず影響する教科だからです。
つまり、数学・英語で得意意識を持つことが出来ればその影響で理科・社会・国語の成績を上げることが可能なのです。
年が明け、学年の勉強も大詰めを迎えています。
新学年では再び計算を中心とした学習が待っています。
今の時期からこれまで学習した内容(1年生であれば正負の数~比例、2年生であれば式の計算~一次関数)をおさらいをし、理解を深めたうえで進級時の学習に備えましょう。
私自身も新しい気持ちで指導にあたりたいと思う次第です。