国語において、教科書で長い文章を読むだけでも苦手意識を持ってしまうお子さまがいます。
また、国語だけに関わらず算数や他教科についても文章で問題を与えられると途端に何を答えていいのか分からなくなってしまいます。

このようなことになってしまう原因は”問題の意図を読み取ることができない”からにあります。

そこで、国語の問題を例にとってみましょう。
Q.この時の登場人物Aの気持ちを答えなさい。
このような問題が出た時、どうしたらよいでしょうか。

一つはその登場人物のセリフや描写に注目して、その登場人物になりきってしまうことです。
解らない原因はその登場人物についての理解が足りないことにあるのですから、思い切ってその人物に自分を重ねてしまいましょう。

そうすれば、「このときA君が自分だったらどう感じるだろう」と想像することができます。
どんな人であれ、人が嬉しい・悲しい・怒っている・楽しいと感じることはほぼ一緒です。
ですので、自分が登場人物になりきってみることでなんとなくでもイメージが湧きます。

これは他教科についても言えることです。
要は”問題の内容をどう自分事としてとらえることができるか”にかかっています。