中学3年生は高校入試に向けて模擬試験を行っています。
その試験の中でも関数の問題が苦手なお子さまが多いようです。
中学校では1年生で比例・反比例、2年生で一次関数、3年生で二次関数を学習します。

入試の問題ではこの3種類の関数(反比例のグラフが出題されることは稀です)が入り混じった問題が出題されます。
ここでそれぞれの関数が同時に出ると途端に混乱してしまいがちです。

覚えておきたいことは以下の通りです。

1.比例と一次関数のグラフは直線となり、二次関数のグラフは放物線を描くことです。
また比例のグラフは原点(0,0)を必ず通り、一次関数はy軸とは切片(y = ax + b の bの値のことです)の値の座標と接します。

2.問題上で必ず一次関数・二次関数のグラフの式または座標が与えられます。
この値を問題分の表へ書き込みましょう。

このように関数の問題は解き方に決まったやり方があります。
問題を正確に解くことが出来るお子さまは前述の表への書き込みを必ず行っています。
なぜなら文章で条件が与えられてもピンとこないので、書き込むことで視覚的に理解しようとするからです。

関数の問題に関わらず、入試の問題は解き方にコツがあります。
また別の機会にコツについて解説したいと思います。