川和中学校・緑が丘中学校・市ヶ尾中学校にお通いのお子様は新学期になり、数学では文字式・方程式の学習が再び始まります。
中学1年生のお子様にとっては文字式は見慣れない式なのでとっつきづらく感じることでしょう。

ですが、文字式の仕組みはいたって単純です。
文字(例えばxやy)には数字が入っていると思いましょう。
基本的な計算問題であれば無理なく解けるお子様は多いですが、文章問題となると途端にできなくなってしまいがちです。

例えば、「1個x円のトマトを4個と、1本y円のきゅうりを7本買ったときの支払いがz円では足りなかった。この時の数量の関係を不等式で表しなさい。」
こういった問題の場合、各野菜の値段に数字を入れてしまえばいいのです。

具体的にはトマトを100円、キュウリを80円としましょう。
すると与式は「100 × 4 + 80 × 7」となります。この計算式の答えは960円です。
続いて、z円では足りなかったとありますので960円という代金と支払った金額のどちらが大きいかを判断すればいいのです。
足りなかったわけですから代金の方が大きいことが分かります。
よって答えは「4x + 7y < z」となります。

このように一見分かりずらい文字式ですが、その仕組みさえ分かってしまえば意外と簡単なことが分かるでしょう。
この考え方は中学1年生から3年生の内容まで応用が利きます。

中学校での数学の学習において文字式は切っても切れない単元ですので是非ともマスターしてほしいです。