川和中学校・緑が丘中学校・市ヶ尾中学校では定期テストが終わりの時期を迎えました。
お子様にとっては満足のいく結果が出せたでしょうか。

テスト返しがされると数学・英語などは振り返りのレポート提出が求められます。
塾生を見ていてもこのレポートに何を書いたらよいか迷ってしまう子が見られます。

そもそもレポートを提出する目的は何でしょうか?
それは先生から見てその生徒が「今回のテストで学習方法について何を学んだのか」という点に尽きます。
要するにテストの点数や間違えた問題の数ではなく、勉強への姿勢を見ているのです。

そこで提出する側が意識すべきなのは良かった点・反省点となるわけですが、
例えば反省点として「応用問題が良く解けなかった」では内容不足です。

”なぜ”応用問題が解けなかったのか、そのために今後”どうやって”勉強していくのか、それを先生は知りたいわけです。
その内容で感心・意欲・態度の程度をはかっています。

一概には言えませんが、勉強の得意なお子さまは計画を立てるのが上手です。
また自己分析も正確に行うことが出来ています。
それは勉強において、自分の得意・不得意分野を把握しておくことで効率が良くなるからです。

レポートの提出は大人でも苦手な方が多いです。
それは「分析」の力が問われるからです。
つまり自分自身を知るために自身と向き合うことになります。
これは好き・得意という方の方が少ないのではないでしょうか。
そもそもどう分析したらよいかが分からない方もいるかもしれません。

ですが勉強に関わらず、自分自身を知ることはとても重要です。
今の自分の力が分からない状態では今後何をしていけばよいか、つまりゴールが見えないのは当然と言えるでしょう。

分析内容(レポート内容の反省点)としては
・一日3時間の学習計画を立てたが、2時間までしか達成できなかった。それは休憩時間にスマートフォンを触ってしまったために集中力が切れてしまったからである。
次からはテスト勉強の時間にはスマートフォンの電源を切るか、親に預ける。

このような内容であれば反省点の原因から解決策まで記載されているので評価の対象になるでしょう。
良かった点と悪かった点であれば、悪かった点と改善策を書いた方が印象は良いです。
それは向上心があるという印象を与えるからです。

この機会に一度、自分自身の本来の姿と向き合ってみましょう。