日本語に慣れ親しんでいる私たちにとって、英文法の形を理解するのに苦労しているお子さまが多いことと思います。
例えば、
日本語で「あなたは太郎を知っています。」という内容を英語でいう場合、
You know Taro.
となり語順は「あなたは・知っています・太郎を」となるからです。
これは英語の特徴である、「大切なことから先に言う」というルールに基づいています。
ですので、大切なのは「あなたは」と「知っています」であると言えます。
これは否定文・疑問文と比べてみるとよりはっきりとわかります。
否定文:You don’t know Taro. 「あなたは・知りません・太郎を」
疑問文:Do you know Taro? 「あなたは・知っていますか・太郎を」
となります。
ここでも前から訳すと、
1.あなたは
2.知っています・知りません・知っていますか
3.太郎を
と2.の言葉を聞けば相手が何を言いたいかが大体わかります。
日本語だと、
1.あなたは
2.太郎を
2.知っています・知りません・知っていますか
と3.まで聞かないと知っているのか、知らないのかがわかりません。
以上の違いが英語を理解するのに苦労するところでしょう。
ですが、英語は「大切なことから先に言う」というルールさえ頭に入れておけば英文法を作るうえで困ることは少なくなります。