中学1年生では一次方程式、2年生では連立方程式、3年生では2次方程式を学習します。
この方程式の意味が中々理解しずらいお子様が多いようです。
方程式を解くとは、一言で言ってしまえば文字の値がいくつであるかを教えることです。
例えば、x + 5 = 8 であれば
方程式の解は x = 3 となります。
これはxの値(xの中身)が3であることを意味しています。
文字式はこれまで算数で学習してきた数字(整数・分数・小数)と比べて分かりずらい印象がありますが、大事なのは文字の中身が実際は数字であるということです。
また等式の性質・移項といった計算方法も同時に学習しますが、これも等式(=で繋がれた式のことです)が成り立つ意味を考えればすぐに理解できます。
先ほどの x + 5 = 8 であれば
左辺の5を右辺へ移項し、 x = 8 – 5 とします。
右辺を計算すると x = 3 となります。
言葉で説明すれば「 x に 5 をたすと 8 になりますよ。 x は 8 から 5 を引いた数ですよ」という意味です。
この考えを基に連立方程式・二次方程式も出来ています。
方程式が苦手なお子さまは前述の等式の性質・移項の考え方がしっくり来ていないことが原因です。
中学3年間を通して方程式は必要な計算となりますので、この機会に克服できるように頑張りましょう。