以前書きました公倍数・公約数の求め方について、好評なため続きを書かせていただきます。
今回は公倍数・最小公倍数の求め方を説明します。
5年生で学習する公倍数・最小公倍数ですが、
公倍数とは2つの数字をそれぞれ2倍、3倍・・・としていき、同じ数になる値のことを言います。
例えば9と12の最小公倍数を求める場合、
9の倍数は9, 18, 27, 36, 45・・・
12の倍数は12, 24, 36, 48・・・
とそれぞれの倍数をまず求めます。
次にそれぞれの倍数の中で最初に同じ値となったもの、それが最小公倍数です。
この例の場合は36が最小公倍数です。
そこから公倍数を求めるためには最小公倍数を2倍、3倍・・・としていけば求まります。
よくあることですが、公倍数と公約数の違いが分かりづらく感じることと思います。
それぞれの言葉の意味を考えてみましょう。
公”倍”数は倍にしていく数
公”約”数は割りきることのできる数
という意味です。