小学校高学年になってくると小数や分数を使った複雑な計算問題が出てきます。

例えば6年生の円の面積・周りの長さの求め方です。
ただでさえ円周率(3.14)という細かい数をかけ算しなければならないのに、半円やおうぎ形の面積・周りの長さの求め方をなると何度もかけ算してから割り算をしないといけません。

そこで楽して計算することを覚えてみましょう。
例題として半径4cm・高さ5cmの半円の円柱の体積を求めてみましょう
4(半径) × 4(半径) × 3.14(円周率) ÷ 2(半円なので2で割る) × 5(高さ)
となります。
このまま計算してもよいのですが、計算ミスが怖いです。
しかしここで、× 4 と ÷ 2 に注目してください。
4 ÷ 2 = 2 は簡単にできると思います。
この計算を先にしておくと上の式が
2 × 4 × 3.14 × 5
と少し簡単になりました。
また、円周率3.14をかけてしまう前に
2 × 4 × 5 = 40
を先に計算してしまいましょう。
すると
40 × 3.14
とより計算が楽になることが分かります。

つまり、算数は自分の解きやすいように自由な計算をしてもよいのです。
要は計算ミスなく正しい答えを出すことが出来ればよいのですから。

この例題以外にも工夫した計算を使える問題はたくさんあります。
「もしかしたら楽できるかも・・・」という考え方を出来るように頑張ってみましょう。