算数(数学)や英語は考える力(思考力)が問われる科目です。
特に算数の文章問題をイメージしていただければ分かると思いますが、問題をしっかりと読み込んで答えとして何を問われているかを判断する必要があります。
計算問題は得意でもこのような応用問題になると途端に苦手になってしまうお子さまがいます。
それは問題から”何をどう”計算すれば答えを導き出せばよいかが解らないからです。
ですが、応用問題でも問われている知識は基本の計算問題と大差ありません。
要はその知識をどう利用して問題を解くかにかかっているわけです。
例えば算数であれば単位量当たりの値の問題の場合です
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1.5gあたり3mのひもがあります。
では1mの重さはいくらですか?
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この問題は割り算をすれば答えが求まることまではほとんどのお子様が理解できています。
ですが何から何を割ったらよいかが解らない、ここでつまづいてしまうのです。
間違った計算としては「3 ÷ 1.5 =2」と答えを出してしまいます。
正しくはmあたりの重さを出すので「1.5 ÷ 3 = 0.5(kg)」が正解です。
ポイントは問題文から重さと長さの表記が逆の順番になっていることに気が付くかどうかです。
そして問われているのは重さであるから「重さ ÷ 長さ」を計算する必要があると理解できているかです。
これは中学生になってからも類題として出題されます。
単に数字だけを追っていては答えまでたどり着くことが難しいです。
ですので考える力(思考力)を身につけるためにはこうした文章問題を解くことがとても有効です。
中学・高校と進むにつれより高度な思考力を問われるようになるので、小学生のうちから鍛えておけば必ず後々役に立ちます。
文章問題を1問解くためにはじめは時間がかかっても構いません。
少しずつ階段を上っていく感じで思考力を高めていきましょう。