川和中学校・緑ヶ丘中学校での今回の定期テストの数学についてです。
方程式・比例が中心の内容となっています。

中学生になってから、正負の数・文字式と学習してきました。
方程式ではこれまで学習した上記の内容についての理解が必要となります。

そして方程式について苦労しているお子様がとても多いです。
当塾生もやはり方程式の仕組みを理解するのにとても苦労しています。

なぜなら方程式では式と式をつなぐ”=(イコール)”が問題文に既に与えられており、いったい何を答えたらよいのかわかりにくいからです。

ですが、仕組み自体は単純です。
要は「文字(xやy)の値は何ですか?」と聞かれているわけです。
つまり、答えはx=〇〇(数字が入ります)となります。

方程式は解き方が一つではありません。
等式の性質、移行を使っての計算を理解するまでに時間がかかります。
ですが言い換えれば、自分の得意な方法で解くことが出来るのです。

例えば「x + 3 = 8」という問題があったとします。
これを等式の性質を使うなら
x + 3 – 3 = 8 – 3
左辺と右辺をそれぞれ計算して答えは
x = 5 となります。
ポイントは両辺に同じ計算をしてあげる必要があることです。

また移行を使うのであれば
左辺の3を右辺へ移行して
x = 8 – 3
右辺を計算して答えは
x = 5 となります。

どちらの解き方でも答えを出すことが出来ます。
大事なのは等式の性質・移行の使い方をしっかりと区別して理解することです。
等式の性質については左辺・右辺全ての項に対して同じ計算をしなければいけないことです。
移行に関しては左辺・右辺へ移す際に符号が逆転(+は-に、-は+に変わる)するということです。
ここがつまづきやすいポイントであることは確かです。

しかし、いったん使い方を覚えてしまえば方程式を解くことは実は簡単なのです。
なぜなら方程式は計算して出した答えが正しいかどうかを自分で確認することが出来るからです。
どういうことかと言うと、
導き出したx = 5 を問題の式へ代入してみましょう。
x + 3 = 8 へ x = 5 を代入してみます。
5 + 3 = 8
このとおり、等式が成り立っていることが確認できます。

これは計算力が問われる数学において大きなヒントとなります。
特にテストの場合は計算ミスによる不正解がほとんどの原因ですから、それを防ぐのにもってこいの手段です。
この方法は2年生の連立方程式、3年生の2次方程式でも使えるテクニックです。
ぜひ、この機会に覚えておくことをおススメします。